【プラムソニックマニアックス!0004】
■ゲスト:ハニー・マニー【電脳マニアックス!0004 2004.04.13出演】
■コメンテーター:プラムソニック


yk、結羽:プラムソニックマニアックス〜!第4弾!
yk:ということで、今回はハニー・マニーさんに来ていただきました。よろしくお願いします〜!
全員:よろしくお願いしま〜〜す。

yk:
では、え〜っとまず簡単にメンバー紹介などしていただいてもよろしいでしょうか。
カトウ:・・オレから?(笑)シンセ関係、作曲を担当していますカトウミキオと申します。
サワダ:ヴォーカルと作詞を担当させていただいていますサワダユキコです。
ナカムラ:シモンズと宣伝係のナカムラです。

■ハニー・マニーに至る経緯
yk:え〜、ではイキナリなんですが、ハニー・マニーさんはメンバーのみなさんそれぞれに沢山の活動歴をお持ちですが、ハニー・マニー結成に至るまでの経緯と言いますか、そのあたりのおいしい話がありましたら是非!
ナカムラ:僕はDEVOのコピーバンドをやっておりまして。それで、新宿のJAMで初めてのライヴをやったんだけど、そのときの対バンがカトウのバンドだったんですよ。それで出会ったんです。
カトウ:その前に出会ってるよね(笑)
ナカムラ:あ〜・・そうだ。まあ、"活動歴"だからね(笑)。で、そのときのカトウバンドが解散することになって、飲みの席で誘われまして、B-2デプトという2人組ユニットを作りまして、しばらくやってたんですけど、その後もう1人加えてですね、YMOのコピーバンドを・・
yk:ここでかの有名なYセツ王が。
ナカムラ:有名なんでしょうかねぇ(笑)。で、まぁそれをやってるうちにまたひと段落ついてですねぇ、私が主催でイベントをやることになったんですけども、1つだけバンドが決まらなくて。コンセプトとして女の子ヴォーカルのバンドを集めてやろうということだったんで、B-2デプトの僕らと、あと友達の結婚式で知り合いましたこのサワチ(サワダさん)を加えて、まぁ実験ユニットとして出たわけです。
結羽、yk:へぇ〜〜〜。
ナカムラ:で、それがきっかけで「ハニー・マニー」と名前をつけて3人でやっていこうということで結成されたんです。

yk:なるほどぉ・・。では、臨時に作った実験ユニットから始まったというわけなんですねぇ。それはいつくらいの出来事ですか?
ナカムラ:えっとねぇ、2001年ですね。
yk:あ、ではその後、そのままの流れで今に至るというわけなんですね。
ナカムラ:そうです。
yk:なんとも運命的な。
カトウ:あの〜補足をさせてもらいますと、僕がはじめにナカムラシゲルくん・・と・・あ、ナカムラシゲルさんと
全員:爆笑
ナカムラ:呼び捨てでいいよ
カトウ:"ナカムラ画伯"と逢ったのは・・
全員:爆笑
カトウ:もうだいぶ昔の話なんですけど、加藤賢崇さんのテクノ感謝祭というイベントが、六本木インクスティックというところであったんですよ。で、友達と行ったんですけど、オールナイトだったこともあって、友達が先に帰ったんです。
yk:はい。
カトウ:で、僕の横が空いてたんですよ。そこに良く知っている方がですね、座ったんですよ。それが、松前さんだったんです。それで、その時初めて松前さんとお話をさせてもらって、で、もちろん京浜兄弟社(マニュアルオブエラーズの前身)関係の、例えばエキスポとかのCDも持っていたので、かなり興奮しまして。
yk、結羽:おぉぉ〜〜っ。

yk:松前さんとは?
カトウ:僕から声をかけさせていただいて・・エキスポのサウンドの秘訣をどうしても聞き出したくて(笑)
全員:(笑)
カトウ:で、そのイベントに来ていた人たちと一緒に、何かライヴをやろうということになったのが、ナカムラがDEVOのコピーバンドで出演したイベントだったんですよ。
yk:ああ〜〜なるほどぉ〜〜〜。やっぱり何か目に見えない運命の力みたいなのが渦巻いてますよね・・。この・・なんていうか、テクノポップ界というか(笑)狭い世界というか。電脳マニアックスをスタートさせて、毎回のように「何でこんなにみんな繋がってるんだろう?」の連続なんですよね。本当に驚いています。

カトウ:あと、B-2デプトでCDを出させてもらうことになって、リリースが1994年かな・・。大阪と東京でCD発売記念のライヴをやったんですよ。
yk:はい。
カトウ:で、大阪でのライヴの時にコントロールド・ボルテージというバンドが対バンで、メンバーにすごく物静かな人が居たんです。それが福間くん(SOYUZ-PROJECTの福間創氏)だったんですよ。
yk,結羽:わぁぁ〜〜〜!!!
カトウ:それが印象に残ってたんです。
yk:へぇぇ。それは、福間さんがP-MODELに参加される前ですか?
ナカムラ:そう、P-MODEL前ですね。で、その後、P-MODELに参加することになって・・で、新しいユニットで電脳マニアックスに流れ込んだ・・と。
yk:なるほど〜。あ、ではその後、電マニまでは特に福間さんとの接点はなかったんでしょうか?
ナカムラ:えっと、僕はモノグラムというバンドにも参加していたことがありまして、そのモノグラムのワンマンライヴのゲストとして出演してもらったことがありますね。
yk:へぇ〜。では、コンタクトは取られていたということですね。なるほど。
カトウ:僕はライヴでたまに見かけたりしてましたね。・・あ、この前のクラフトワークのライヴのとき、すぐ目の前に居ましたね(笑)
全員:爆笑。
カトウ:後ろの方にスカイフィッシャーも居ました(笑)
yk:おお!客席が濃いですねぇ〜(笑)。さすがクラフトワークのライヴともなると。

ナカムラ:そろそろハニー・マニーの話をしようよ(笑)
カトウ:
そうそう(笑)。話を元に戻しまして、その後、立花ハジメ(元プラスチックス)さんのトリビュート・アルバムに参加することになって、その打ち上げで元GULTDEPのヒサシから、今度B-2デプトと何かやりたいって言われて。それがYセツ王誕生のきっかけです。Yセツ王という名前も、助教授ことヒサシがつけたんです。
yk、結羽:おおお!
ナカムラ:語るねぇ〜ヒストリーを(笑)
カトウ:以上です。
全員:爆笑。
カトウ:あ、あとサワチとナカムラは、前に一回共演してるんだよね?テクノベイビーだっけ・・。
サワダ:ん〜〜〜、演劇っ。
ナカムラ:そう、演劇。サワチがその女優さんだったんです。テクノベイビーっていうくらいで、演劇の本編が始まる前にですね、前座という感じで毎回日替わりでテクノバンドが出るわけなんです。それで僕は、さっきも言ったモノグラムっていうバンドで出演して、その時にちょっと会ってるんですよね。
サワダ:まぁ、実際には私はその日の芝居には出ていなくて、たまたま見に行った日に(ナカムラさんが)出てたんです。
yk:へぇ〜!これまた運命的な。
結羽:テクノベイビーっていうのは、劇団の名前〜?
サワダ:いや、ナイロン100℃という劇団なんですけど、そこでの演目というか。
結羽:な〜るほど〜。
サワダ:何となく顔は覚えていて。

■ハニー・マニーの方向性
yk:なるほど〜。では、ハニー・マニーの向かっている方向性というか、何か現在の目標のようなものはあるんでしょうか?
ナカムラ:あ〜、方向性っていうよりもワンマンライヴやりたいですね。そのうち。ワンマンで好きなことやりたいですね。
サワダ:私、ワンマンもやりたいけど、なんかフェスティバル的なもの・・
ナカムラ:ああ、フジロックみたいな・・
サワダ:そうそうそう!野外フェスティバル的なやつに出てみたい。
yk:あ、それは良いですね。うちもやりたい。
ナカムラ:水着着てな。
全員:爆笑。
:サワダ:水着着てな、水鉄砲持ってな〜(笑)
全員:爆笑。
サワダ:そういうことやりたい。
ナカムラ:じゃ、俺も着るよっ!
サワダ:ブーメランでしょ?(笑)
全員:爆笑。
サワダ:面白そうなことはどんどんやっていきたいって私は思ってます。
カトウ:僕はですねぇ、ハニー・マニーは、日本語の良さを活かしたいと思ってます。で、音の方はエネルギーが放射されるようなものを今後も作っていきたいです。
yk:なるほど。
カトウ:女性ヴォーカルで、男性が演奏というのは、プラムソニックさんもスタイルが同じだと思うんです。その辺のシンパシー的なものがあるんですけど。
yk:そうですね。あ・・、えっと・・・・予期せぬフリが・・・・それに関しては後ほど。
全員:爆笑。





■ハマっているもの
yk:えっと、今メンバーのみなさんがハマっているものなどを教えていただけますか?
ナカムラ:あ、僕は宇宙人のマスク作ってます。今やっとあの針金の骨組みができまして、それにウレタンフォームを張ってるんですけど・・
yk:ああ、それはすごい本格的なものですね?
ナカムラ:まぁ、ある人から頼まれて作ってるんですが、それにハマってますね。出来たら発表します!
yk:それは、既存の映画のキャラクターとかではないんですか?
ナカムラ:スターウォーズに出てきたマイナーなキャラクターなんですけどね。
結羽:ふあ〜〜〜っ
ナカムラ:それをある有名なホームページを作っている方に頼まれて作ってるんです。
yk:へぇ〜〜〜。出来たら絶対見せてくださいね?
ナカムラ:気持ち悪いですよ〜〜?
全員:爆笑。
サワダ:私はですねぇ・・ぶっちゃけ・・無いので〜(笑)。いろいろ考えているところで・・。そうだな〜・・あいのり?
カトウ:テレビの?
yk:今ですか?(笑)
全員:(笑)
サワダ:そう〜。他人の恋愛が(笑)。20歳くらいならラブワゴン乗ってみたい。
全員:(笑)
サワダ:あとは、5本指ソックス?(履いている靴下を見せながら)
結羽:あ〜〜っ!
yk:おお!五本指ソックスって、こうもっと軍手みたいなやつは知ってるんですけど(笑)
ナカムラ:軍足ですよね。
結羽:最近かわいいのいっぱい売ってますよね〜〜。5本指のぉ。
サワダ:そうそうそう。かわいいよね〜っ。でも一番はあいのりですけどね!
全員:(笑)

カトウ:僕はですね、世界情勢ですね。
yk:なるほど。それはまた重いところですね。
カトウ:そうですね。去年ぐらいから、今までなかったようなことが次々と起こっていて、イラク戦争が起きて、自衛隊の戦闘地域派遣とか、そういう政治的な事件もあるし、
yk:そうですね。
カトウ:音楽の話だと、アップルのiTunesミュージックストアというのがアメリカで大ヒットして、ネットでの音楽配信が一般的になり始めたりとか、日本では着うたが流行って、その着うたに対応したauの携帯の加入者の増え方がDoCoMoを上回ってきたりとか。
yk:はい。
カトウ:あと、映画・・、日本に関する映画が突如として増えてきたっていう。ラストサムライ、キルビルもそうだし、ロスト・イン・トランスレーションとか・・。今までこんなことってなかったので、そのへんの諸々が気になっていますねぇ。
yk:なるほど。これは非常に大人モードなので、適当なコメントはできないぞ〜という空気ですが(笑)
全員:(笑)
カトウ:ちょっと真面目すぎましたか?
yk:いやいや、ハニー・マニーさん、3人それぞれのキャラクターがこれを読んでくださっている方にすごく伝わると思うのでバッチリだと思います(笑)

■対バンについて
yk:では、ちょっと音楽的な話に戻させていただいて・・と(汗)
全員:はい。
yk:先ほどの、プラムソニックとメンバーの役割やスタイル的に似た部分もあるというお話ですが、対バンに関しての悩みなどはありますか?今のライヴハウス事情と言いますか、イベントなど、ここは合っていたな〜とか。
ナカムラ:とりあえず、電脳マニアックスはねぇ、あんまりこれまでにやったことの無いタイプの人たちが多かったので、これはすごい刺激になりましたねぇ。
yk:おお!ありがとうございます。僕らも、ずっと女性ヴォーカルのエレポップ的というか、ジャンル分けとしては重なる部分が多くて、完成度の非常に高いハニー・マニーさんは、電脳マニアックスの前に一度対バンさせていただいてからずっと、一緒に出てほしいと希望していたんですよ。
カトウ:あ、ありがとうございます。

ナカムラ:これまでの対バンで、「これはちょっと〜」っていうのはなかったですけどね。あ、ただステージで素っ裸になっちゃうとか、そういう系はちょっと困りますね(笑)
カトウ:わりと生楽器系の人とやるのも刺激を受けて面白いと思いますね。
yk:そうですよね。僕らも、通常のブッキングで打ち込み系としてブッキングしてもらうと、手法は打ち込みでもちょっとその音楽性というか、打ち込みの使い方がまったく違う人たちと一緒になってしまって、かえって生楽器系でも、音楽性がポップだったり共通する部分がある人たちであれば、そっちの方が全然良い場合もありますねぇ。
カトウ:そうですね。打ち込みといっても、いろいろありますからね。僕は自分が見たいバンドを集めたいです。自分がイベントをするとしたら。
yk:なるほど。電マニはどうですか?先ほどもちょっとでましたが。
カトウ:電マニ、毎度お誘いくださってありがとうございます。バンド選びはプラムソニックさんがされてるんですか?
yk:基本的には自分達の知っているバンド、知り合いのバンドの場合は主催者さんに希望を出したりしますね。あとは、主催者さん自身の確信でブッキングされるバンドさん、そして「このバンドさんは電マニ的にどうでしょう?」とこちらが判断させてもらうケースなどがありますね。ものすごく幅広く、面白いバンドさんに出てほしいし、でも打ち込みはものすごく底辺も広いですから、何でも出せば良いっていうものでもないので、そのあたりはイベント自体のクオリティも考慮した上でという感じですね。
カトウ:なるほど、そうだったんですか。


■最後に
yk:それでは、最後にライヴの告知や、CDなどのリリース情報がありましたら。
ナカムラ:ライブがあります。7月11日(日)秋葉原パゴダ、7月18日(日)大岡山PEAK-1です。7月18日はSOYUZ-PROJECT主催「超伝導ナイトクラブ」というイベントです。みなさん、ぜひご来場ください!
yk:本日はどうもありがとうございました。
全員:ありがとうございました。

■ゲスト:ハニー・マニー【電脳マニアックス!0004 2004.04.13出演】
■コメンテーター:プラムソニック


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